浮世絵・新版画を高く売るには?査定ポイントを解説

浮世絵・新版画の査定で見られるポイントとは?

浮世絵や新版画を高く売却するためには、査定で重視される項目を理解することが大切です。以下の4つのポイントが、査定価格に大きな影響を与えます。

  • ① 作者(作家)
  • ② 題材(テーマ)
  • ③ 保存状態
  • ④ 摺り(初摺り or 後摺り)

以下、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

① 作者(作家)の知名度と市場価値

作者は査定において最重要項目です。葛飾北斎や歌川広重、川瀬巴水、吉田博といった有名作家は、市場でも高額で取引される傾向があります。同じ構図の作品でも、作者によって価格が数倍以上変わることもあります。

また、署名や落款、版元の印がしっかり残っていることも評価のポイントになります。

② 題材(テーマ)の人気

作品の題材も重要な要素です。風景画、美人画、役者絵、武者絵などがありますが、一般的に風景画や美人画は人気が高く、高値で取引される傾向があります。

例えば、川瀬巴水の雪景色、吉田博の富士山など、特定の題材に人気が集中する場合もあり、そういった作品は査定額が跳ね上がることもあります。

③ 保存状態

作品にシミやヤケ、虫食い、折れ、破れなどのダメージがある場合、査定額は大きく下がります。また、裏打ち(補強のために裏に紙を貼る処理)がある場合も、コレクター市場ではマイナスポイントになることがあります。

反対に、色彩が鮮やかで、目立つ傷みのない保存状態であれば、プラス評価となります。

④ 版種(初摺りかどうか)

同じ絵柄でも、刷られた時期(版種)によって価値は大きく異なります。最も評価が高いのは「初摺り(初版)」で、色合いや紙質が優れていることが多く、コレクターの間でも特に人気があります。

一方で、再摺(再版)や復刻版になると価値は下がり、安価な取引になることもあります。

見分けが難しい場合もあるため、プロによる査定を受けることをおすすめします。


高価買取されやすい浮世絵・新版画の作家

  • 葛飾北斎:「冨嶽三十六景」など代表作多数。
  • 歌川広重:「東海道五十三次」で人気。
  • 歌川国芳:武者絵や戯画で評価が高い。
  • 川瀬巴水:新版画の代表作家で海外でも高評価。
  • 吉田博:写実的な風景版画が高額で取引される。
  • 伊東深水:新版画の美人画で人気。

これらの作家の作品は、保存状態や版によっては数十万円で取引されることもあります。


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まとめ

浮世絵や新版画は、適切に評価されれば高額での買取が可能です。まずはお気軽にご相談ください。価値を正しく見極めることが、高価買取への第一歩です。

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